オオオニバスという睡蓮の花があります。
花の直径は40㎝にもなり、大きくやぼったい姿をしていますが、
花弁の中は神秘的な表情を浮かべます。
1日目は少女の花、めしべが甘い蜜を出して虫を誘い、
2日目は男性の花、おしべがめしべを閉じ込め花粉を付け、
3日目は母体の花、受粉して解放されたようになります。
その3日間の変化を蒔絵で表現しました。
素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、水金粉
技法:乾漆、置平目
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